構造別の坪単価目安
| 構造 | 坪単価の目安 | 30 坪の概算 |
|---|---|---|
| 木造 | 3〜5 万円 / 坪 | 90〜150 万円 |
| 鉄骨造 | 4〜6 万円 / 坪 | 120〜180 万円 |
| RC(鉄筋コンクリート)造 | 6〜8 万円 / 坪 | 180〜240 万円 |
※ 一般に公表されている解体業者・見積もりサービスの価格帯を横断した目安です。 地域(都市部は高め)・時期・廃棄物処分費の相場によって変動します。
本体工事以外にかかる費用
見積もりで見落としやすいのは本体以外の費用です。
- 付帯工事 — ブロック塀・カーポート・物置・庭木・浄化槽の撤去など。数万〜数十万円
- 残置物(家財)の処分 — 解体業者に任せると割高になりがち。 事前に遺品整理で減らしておくと総額を抑えやすい
- アスベスト対策 — 2022 年 4 月以降、一定規模の解体工事では石綿(アスベスト)の 事前調査と結果報告が義務化されています(大気汚染防止法)。古い建物で含有が見つかると 除去費用が別途かかります
- 立地条件の割増 — 前面道路が狭く重機・トラックが入れない場合は手作業が増えて高くなる
安く抑える 5 つの方法
- 相見積もりを取る(効果最大)同じ家で数十万円の差が出ることも
- 自治体の補助金を確認する数十万円規模。着工前の申請が原則
- 家財を事前に減らしておく残置物の処分を解体業者に任せると割高に
- 閑散期・工期に余裕を持たせる年度末の繁忙期・厳しい工期指定は割増要因
- 「解体しない」選択肢と比較する古家付き土地のまま売れば解体費ゼロの場合も
1. 相見積もりを取る(効果最大)
解体費は業者による価格差が大きい費目です。必ず 2〜3 社の現地見積もりを取り、 「本体・付帯・処分費」の内訳がそろった状態で比較してください。
2. 自治体の補助金を確認する
多くの自治体が老朽空き家の解体に数十万円規模の補助金を出しています。 調べ方と注意点は空き家解体の補助金の調べ方にまとめました。
3. 家財を事前に減らしておく
残置物の処分を解体業者に任せると、産業廃棄物として割高な処分になりがちです。 一般ごみ・資源として出せるものは事前に処分しておくと差が出ます。
4. 閑散期・工期に余裕を持たせる
年度末など繁忙期は価格が張りやすく、工期指定が厳しいほど割増要因になります。
5. 「解体しない」選択肢と比較する
古家付き土地のまま売る、買取業者に現況で売るなど、解体費をかけずに手放せる方法もあります。 解体してから売る判断は、土地としての査定額を確認し、 解体費を回収できる見込みが立ってからにしてください。 比較の考え方は売れない実家の 5 つの選択肢で解説しています。
解体前に知っておくべき 2 つの注意点
- 固定資産税が上がる — 更地になると住宅用地特例が外れます。 詳しくは空き家の固定資産税へ
- 建て替えできない土地がある — 接道義務を満たさない「再建築不可」の土地は、 解体すると新築できず土地の価値が大きく下がることがあります。解体前に必ず確認を
「売る前に解体してしまった」「解体後に補助金の存在を知った」は、どちらも取り返しがつきません。 順番を間違えやすい場面はやってはいけないこと 10にまとめています。
よくある質問
Q. 30 坪の木造の実家だと解体費用はいくらくらいですか?
木造の坪単価目安 3〜5 万円で計算すると本体工事で 90〜150 万円程度が目安です。ただしブロック塀・庭木・物置などの付帯工事、家財(残置物)の処分、重機が入りにくい立地の割増などで総額はさらに増えることがあります。正確な金額は現地見積もりでしか出ないため、必ず複数社を比較してください。
Q. 解体費用を安くする一番効果的な方法は何ですか?
相見積もり(2〜3 社比較)と自治体補助金の確認の 2 つです。解体費は業者間の価格差が大きく、同じ家で数十万円違うことも珍しくありません。加えて多くの自治体に老朽空き家向けの解体補助金(数十万円規模)があり、併用できれば負担を大きく減らせます。補助金は着工前の申請が原則な点に注意してください。
Q. 解体すると固定資産税が上がると聞きましたが本当ですか?
本当です。住宅が建っている土地には固定資産税の住宅用地特例(小規模住宅用地で課税標準 1/6)が適用されていますが、解体して更地にすると特例が外れ、土地の税額が上がります。解体は「売却などの出口が決まってから」実行するのが原則です。
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